SEISOWAの由来は、『 星霜+輪 』の造語から名づけました。
なぜこの名前にしたのか?どんな想いを込めたのか?
今回は、そのお話しです。
SEISOWAの以前の名前EnseBridalは、立ち上げはEnseJewelryとして結婚指輪の製作をスタートしていたのですが、
デイリーなジュエリーラインとは別に、ブライダルラインは「結婚指輪を作ってますよ」と
明確に分かりやすい方がいいのではと考え、途中から名前を別にしておりました。
EnseBridalになってからは5年ほどでしょうか。
以前からEnseアイテムをご愛用くださっているお客様が結婚が決まったのでと来てくださったり、
人づてに見つけてくださった新郎新婦さまからご依頼いただいたりと、
ぽつぽつとマイペースにカスタムオーダーリングの製作をさせていただいておりました。
リニューアルにともない、気持ち新たにロゴマークがほしいなと、
グラフィックデザインの仕事を経験してきた心強い新メンバーにお願いし、EnseBridalのロゴを提案してもらっていたのですが・・・
なんの躊躇いもなくEnseBridalのままで考えていたので、「名前はそのままでいいの?」と聞かれて初めてハッとしました。
本当に申し訳ないけど少し時間をくださいと、せっかくロゴを考えてもらっていたのをストップしてもらい、
EnseBridalのままでいいのか?新しい名前がいいのか?を考え直す時間をもらいました。
新しい名前を考えるにあたって、まず3つポイントを決めました。
・5文字以内
・Ense(アンサ)と並んで違和感がない
・造語
一息で言い切れる名前で、検索したときに存在する言葉(サクラ、フクロウ、とか)だと紛らわしいので、
言葉をかけ合わせたりした存在しない言葉が良いなと。
恩師の言葉で、
「ジュエリーは運が良ければ3000年経っても残る。君たちはとても素敵なものを作っているんだよ。」
と言われたのが、自分の進む道がとても誇らしく思えて印象に残っています。
結婚指輪は、過去、現在、未来の、時間と記憶を運ぶタイムカプセルであると、思っています。
身に着けたピアスやネックレスは、鏡を通さないと見えませんが、指輪は常に視界にいれることができる。
ふとした日々の瞬間に目に止まり「あの時」を思い出したり、
指輪自体に画像フォルダを開くボタンはどこにもありませんが、鮮明に記憶を蘇らせるアナログ装置です。
そこから着想を得て、様々な違う言葉に置き換えてみたり、他国語を調べまくったりと、考えた末に・・・
時間を表す古い言葉『 星霜 』に辿り着きました。
「 星は一年に天を一周し、霜は毎年降りそそぐ 」
長い歳月の経過を、そう表現した言葉だそうです。
語感のいい美しい言葉にしっくりきてしまい、時間が無限に広がる輪のイメージから
SEISOU + WA
『 SEISOWA 』
星のように何度巡ってもそこに存在して輝き、歳月の輪がずっと大きく広がり続けるように。
歩幅を合わせて寄り添うふたりの時間が、永くながく続きますようにと、想いを込めました。